満足度トップは「リコー」
「アスキー総合研究所」による『コンパクトデジタルカメラ ユーザー満足度調査』の結果が発表されました。
製品を実際に使用した際、その使用感が期待どおりだったときの「満足感」、あるいは期待以下だったときの「がっかり感」について、詳細なアンケートを実施いたしました。今回調査したコンパクトデジタルカメラ(レンズ交換式でないデジタルカメラ)は、国内では年に約1000万台、海外では年に1億台が日本から出荷される、日本メーカーにとって非常に大きな市場となっている製品です。
総合満足度は「リコー」がトップ
GRシリーズなど、銀塩時代の伝統を受け継いだ本体のコンパクトさやレンズの広角性能が高く評価されたことで、総合ではリコーがトップとなった。
ユーザーが最も重視するのは機能よりもサイズ
画素数や手ぶれ補正機能の有無などももちろんだが、購入時に最も重視するのは、本体の「大きさ・重さ」だった。6割のユーザーが特別なイベント時だけでなく日常的に利用し、5割弱が週に1回以上撮影するため、「ポケットに入れてもかさばらない」大きさが製品選択に大きなウェイトを占めている。
レリーズタイムラグの長さにユーザーは不満
一方で、多くのユーザーが、実際にコンパクトデジタルカメラを使用して不満に感じている点は、シャッターを押してから実際に撮影するまでの時間(レリーズタイムラグ)の長さだった。
各シリーズの詳細な満足度
【1位】リコー GRシリーズ、Caplioシリーズなど
銀塩時代から受け継ぐコンパクトさ、広角レンズの評価が極めて高い
| 総合満足度 |
| 購入後 |
購入決定時 |
| 80.1ポイント |
79.6ポイント |
メーカー・ブランドや画質、光学ズームの倍率など、多くの項目でトップとなったリコーが、総合満足度でも首位。広角撮影能力についての評価がとりわけ高く、35mm換算で28mmのレンズを搭載する「GR DIGITAL II」や24mmレンズ搭載の「GX200」を展開していることが、その要因だろう。また、一般的に、購入後の満足度は購入決定時よりも下がる傾向にあるのだが、リコーは全体でも個別項目の多くでもむしろ上昇しており、多くのユーザーが購入時の期待以上の満足感を得られたと感じている。
【2位】キヤノン IXY DIGITALシリーズ、PowerShotシリーズ
画質・起動時間でトップ評価。ブランド・デザインは僅差で2位
| 総合満足度 |
| 購入後 |
購入決定時 |
| 74.8ポイント |
74.7ポイント |
画質と起動時間でトップ満足度だったほか、ブランド、デザイン、本体サイズなどでも高評価。それらに加えて撮影時の持ちやすさやバッテリ駆動時間ついての満足度も高く、また購入決定時と購入後の差も小さいことから、普段の持ち運びに便利でかつ画質もよいとユーザーは判断していることがわかる。一方で、レリーズタイムラグや連続撮影能力は購入後の満足度が下落しており、撮影の機敏さにはやや不満がある。
【3位】パナソニック LUMIXシリーズ
【4位】ソニー Cyber-shotシリーズ
本体の薄さやデザインでトップ評価。日常の持ち運びに最適
| 総合満足度 |
| 購入後 |
購入決定時 |
| 71.0ポイント |
76.5ポイント |
デザインや本体サイズ・重量で満足度トップというあたりは、光学式手ブレ補正機能を内蔵するカメラとしては世界最薄という「DSC-T90」などをラインナップするソニーならではの結果であり、「日常的に持ち運べるように、できるだけコンパクトなもの」と考える同社のユーザーによくマッチしている。また、画質や起動時間、レリーズタイムラグについても、評価はキヤノンに次いで高い。ただし、記録メディアがメモリースティックであることについては、同容量のSDメモリーカードなどに比べて価格が高い、その将来性への不安といった言及があった。
【5位】オリンパス μ、CAMEDIAシリーズ
コストパフォーマンスでトップ。コメントでは機能面の評価も
| 総合満足度 |
| 購入後 |
購入決定時 |
| 61.7ポイント |
67.7ポイント |

OLYMPUS FE-350wide 【取扱終了になりました】 |
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個別項目の満足度はやや低めだが、コストパフォーマンスで満足度トップであり、また購入後にもほとんど満足度は下落していない。オリンパスには比較的低価格なラインナップが充実しており、ある程度割り切って購入して、価格に見合った満足を得られていることがわかる。もっとも、個別コメントでは高倍率の光学ズームや防水機能など、機能面で優れている点への言及も少なくない。写真撮影を趣味にしているユーザーも約4割とリコーに次いで多く、必ずしも価格の安さのみで選択されているわけではない。